銀行勘定調整表とは

決算日の当座預金の帳簿残高と、銀行残高証明書の残高は、記帳のタイミングのズレで 一致しないことがあります。その不一致の原因を分析する表が銀行勘定調整表です。

試験で問われるのはほぼ一点——**「企業側の修正仕訳が必要か、不要か」**の判定です。

5大項目の分類表

項目 内容 調整する側 修正仕訳
時間外預入 営業時間後に預け入れ、銀行が翌日記帳 銀行側(+) 不要
未取付小切手 振り出した小切手を相手がまだ銀行に呈示していない 銀行側(−) 不要
未渡小切手 小切手を作成したがまだ相手に渡していない 企業側(+) 必要
連絡未達 振込入金・引落しの通知が企業に未達 企業側 必要
誤記入 企業が金額を間違えて記帳 企業側 必要

判定の原理はシンプルです。銀行が時間の経過で勝手に解消するもの(時間外預入・ 未取付小切手)は仕訳不要企業の帳簿が事実とズレているもの(未渡・未達・誤記入)は 仕訳必要

未渡小切手の仕訳(最頻出)

小切手を渡していないなら当座預金はまだ減っていないので、振出時の仕訳を戻します。

  • 買掛金支払いのための未渡し: (借)当座預金 /(貸)買掛金
  • 広告費など費用支払いのための未渡し: (借)当座預金 /(貸)未払金

相手科目が「債務の復活(買掛金)」か「未払金」かで分かれる点まで問われます。

学習のポイント

「両者区分調整法で調整後の残高を一致させる」形式でも、結局は5項目の分類が できれば解けます。「銀行が解消→不要/帳簿がズレ→必要」の一言と、 未渡小切手の相手科目をセットで覚えて演習に進みましょう。